このブログを読む方の中には、独自の価値を探し出しブランデイングに挑戦している方もいると思います。
何を隠そう僕は起業時、差別化やWEB集客を最初にしてうまくいかなかった経験者で、その後、セルフブランディングをして起業も自己実現もうまくいった経験者でもあります。
しかし、セルフブランデイングをする際に多くの起業家がハマってしまう落とし穴があります。これはブランディングだけでなく『商品づくり』『ホームページ作成』『WEB集客』にも関わることです。
今回の記事を読めば、あなたのセルフブランディングを正しくバランスよくできるヒントを手に入れられ、選ばれるあなたに一歩近づけるはずです!
一般的なセルフブランディングはいろんな意味でハードルは高めです。僕のセルフブランディングは本人のユニークな売りを引き出す方法で誰でもできるものなので安心してください。詳しくは下記ページで一般的なセルフブランディングとの違いを説明しています。ブランディングに興味はあるけれど心配な方はご覧いただくと「やってみたい!」「私にもできる!」と思ってもらえるはずです。
»起業する人はまだセルフブランディングをしないでください!
『ブランディング×WEB集客で、選ばれるあなたに生まれ変わるDesign me起業講座』
今回のテーマは「ブランド提供価値を個人起業で活用する」
最初に質問です。
『あなたの独自の価値は何ですか?』
20代半ば、夢に挫折しニートになりフランスへ逃避。結婚後、転職ジプシーとパニック障害。そんな中、独立起業。差別化してもWEB集客をしてもうまく行かず失敗を繰り返します。
その後、どう売るかではなく、自分の想いやビジョン、価値観をどう見える化、伝わる化するかを突き詰め、唯一無二の存在に自分をデザインすることで、ビジネスが一気に飛躍。10年間、セールスやライバルとの戦いをしないで、本質で選ばれ続けることができました。
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目次
セルフブランディングで多くの個人起業家がハマる落とし穴

ブランディングというと、あなたはどんなイメージを持ちますか?高級ブランドとか、ロゴなどのデザインのイメージを持つ方も多くいるのではないでしょうか。
しかし、ブランディングとは…
あなたの価値をデザインし、伝えたいお客さんへその価値を伝える行為です。
ブランディングが目指すゴールは、あなたがお客さんにとって他には代えられない特別な存在になることです。
では、あなたがお客さんに提供できる価値とは何でしょうか?
ブランディング戦略では、これをブランド提供価値と言いますが、今回は重要な2つの提供価値を紹介し、価値をつくる際の注意点とオススメの順番もお伝えします。
あなたのブランド提供価値は2つある

ブランド提供価値には『機能的価値』と『情緒的価値』の2つがあります。
- 機能的価値
- 情緒的価値
五字熟語的で分かりづらいですよね。それぞれ次のような意味で捉えてください。
【機能的価値】
商品やサービスの持つ、品質や性能など実利的な価値です。スタバで言うと本格的なコーヒー速く提供してくれ、ソファに座って飲めるという品質や機能の部分です。
【情緒的価値】
商品の利用やサービスの体験を通して得られる感情的な価値です。スタバで言うと感じの良い店員さんや居心地の良い店内、デザイン性などから得られる感情部分です。
個人起業家の『機能的価値』とは?
では、個人起業家のあなたや僕が提供する『機能的価値』には、どんなものがあるのでしょうか。
例えばコーチ、講師、コンサル、カウンセラー、セラピスト、インストラクター、クリエイター、サロンなど職種を想像してみると『機能的価値』は知識や技術力になります。
ほかにもコーチングなどの提供サービスや商品品質、実績も『機能的価値』に含まれます。
お客さんがこれらから価値を感じた時、ブランドの機能的価値が機能したことになります。
僕は独立起業時、デザインやコンサルスキルをピカピカに磨こうと、本で学びながら実績を積んでいきました。また、独自の商品づくり(ホームページ作成プラン等)をして、差別化をしているつもりになっていました。
あなたも本やセミナーで学び、資格を取ったり、技術力を磨いているかもしれません。実績を積んでいるかもしれません。これらは『機能的価値』を高める行為です。
勘のよい方は『機能的価値』を高めても差別化は弱い、WEBで集客できたとしても成約率を上げる要素にならないと気づいたかもしれませんねw
個人起業家の『情緒的価値』とは?
次に個人起業家が提供する『情緒的価値』とは何でしょうか?
同じくコーチ、講師、コンサル、カウンセラー、セラピスト、インストラクター、クリエイター、サロンなど職種を想像してみると『世界観』です。
世界観とは、その人だけが持つキャラクターや考え(価値観や哲学)、ストーリーなどを『価値』にしたものです。
コーチの人となり、考えや歩んできたストーリーからお客さんが共感や安心感、憧れ、ワクワク等ポジティブな感覚を感じることができ、コーチング商品を購入し、あなたのコーチングを体験することで生まれる感情たちが『情緒的価値』です。
品質や機能がいいのは当たり前、市場にライバルがたくさんいる現在は、『機能的価値』で差別化を図ってもなかなか難しいです。
『情緒的価値』をうまく設定し機能させるには、感性や感覚を使った右脳的アプローチのデザイン思考が必要なんです。
個人起業家に必要なブランド価値はどっち?

2つのブランド提供価値をお伝えしましたが、個人で起業するあなたにとって、どちらの価値提供が重要だと思いますか??
・・・
そうですその通りです、どっちも重要ですよね。
が、しかし!
たいていの個人起業家は、当時の僕のように機能的価値に力を注いでいるんです。つまり、知識を学んだり資格取得したり、スキルUP、商品づくりにエネルギーを注いているというわけです。
もちろんこれらは重要で、お客さんを応援・サポートするために商品の品質がよいことは前提条件です。
しかし、起業してライバルのいるビジネスステージで、あなたが選ばれるようになるためには、『機能的価値』だけでは弱いんです。
商品品質の良さは前提に、僕たち個人起業家が選ばれるためには、『情緒的価値』が鍵となります。
『情緒的価値』はその人のキャラクターや考え(価値観や哲学)、ストーリー等です。
あなたがどんなキャラクターで、どんなストーリーを歩んできた人で、そんなあなたはどんな価値観や哲学を持っていて、お客さんや仕事と向き合っているのか。これらを一貫性のある世界観としてデザインすることで、初めて人の心に届くようになります。
「ほんとかな??」
ではここで、『機能的価値』と『情緒的価値』を体感してもらうプチワークです!
ブランド価値体感プチワーク
あなたは、次のうちどちらの美容師さんに髪を切ってもらいたいですか?
(※技術力、価格は同じです)
【美容師Aさんの場合】
20年のベテランで、何度もコンテストへ挑戦をする美容師です。ハサミを毎日研ぎ、どんな髪型でも必ず1時間で仕上げてくれます。あなたのリクエストを聞かずに、あなたに合った髪型を提案しさらに今流行りの最先端の技術を使ってカットしてくれます。
【美容師Bさんの場合】
子供の頃、母親が美容師さんをやっていました。いつも忙しくしていた母でしたが、彼の髪を切ってくれる時はいつも笑顔で彼の話を聞いてくれました。彼はそんな母のようにやさしくお客さんに寄り添う美容師として、あなたのリクエストを丁寧に聞きあなたの魅力が出るカットをしてくれます。
さて、あなたはどちらの美容師さんに切ってもらいたいですか?
人は商品やサービスを選ぶ時、ロジカルな考えだけで判断せず、感覚や感情を伴って判断をすることが多くあります。
余談ですが、認知心理学では人は初めて何かを見た時、最初に感覚的な判断をし、その次に合理的な判断をすると言われています。その時間コンマ数秒。
各メーカーがお客さんからいかに選んでもらうか、見せ方やデザインに力を入るのもよくわかります。
つまり、お客さんにあなたの価値を届ける時、どういう見せ方で伝えるかで、結果が変わってしまうということです。
そもそも自分の強みや価値が曖昧になったままでは、見える化できず『機能的価値』も『情緒的価値』も機能しないということです。
2つのブランド価値はどの順番でやればいいか?

「情緒的価値の大切さはわかったけど、機能的価値も重要でどっちからやればいいの?」と思った方へ、僕のオススメの順番は次の通りです。
- 知識や技術、品質を上げる(『機能的価値』を育てる)
- 起業が近づいたら『情緒的価値』の創出に力を入れる
- 『2つの提供価値』をお客さんに伝わるようにデザイン
- 『機能的価値』を磨きつつ『情緒的価値』をアップデート
- ④を自分のビジョンとお客さんに合わせて続ける
あなたの知識やスキルは今もこれからも常に磨き続けましょう。しかし、ビジネスの世界では、あなたと同じような知識やスキルをもったライバルはごまんといます。
そこから選ばれるためには、あなただけの独自の世界観を創りデザインしていく必要があります。世界観から商品づくりまでできたら、さらに知識やスキルを磨き実績も積み上げていきましょう。
これをお客さん視点で考えるとこうです。
例えばあなたがライフコーチの場合、お客さんはごまんといるライフコーチから誰に依頼しようか考えます。この時、あなたとライバルのコーチングスキルやセッション内容が分かったとしても、お客さんから見たら違いがわかりません。
違いがわからなければ、価格や実績などだけで選んでしまうかもしれません。この状態で商品づくりやホームページ作成、WEB集客をしたらどうなるか?
ご想像の通り。
あなたの望む価格では売れず、さらにあなたの望む客層で無くなる可能性もあります。これを繰り返していると、あなたの起業目的から離れるばかりでなく、安いライフコーチというブランドが出来上がってしまいます。
僕はこれで独立時に失敗し、屋号を変えることまでしてリブランディングしました。
そんな苦しい経験をして欲しくないので、差別化やWEB集客を最初にしてもうまくいきませんよ〜!と言ってしまうんですw
まずはあなたのリソースを創出し、お客さんの心に伝わる独自の世界観をデザインすることが大切だということを忘れないでくださいね。
セルフブランディングで多くの個人起業家がハマる落とし穴のまとめ

個人起業家に必須の戦略、セルフブランディングをする際に多くの起業家がハマってしまう落とし穴についてお伝えしました。
ブランディングだけでなく『商品づくり』『ホームページ作成』『WEB集客』にも関わっていることだと気づいた方もいるかもしれません。
では、まとめます。個人起業家としてお客さんに提供する価値は主に2種類でした。
- 機能的価値:商品やサービスの持つ、品質や性能など実利的な価値
- 情緒的価値:商品の利用やサービスの体験を通して得られる感情的価値
あなただけの価値をお客さんに伝えて行くには、ブランド提供価値は2つとも重要です。
しかし、知識や技術の習得でうまれる『機能的価値』に比重を置くと、ライバルにマネされやすく、差別化としては弱いです。
あなたのキャラクターやストーリー、考えなど独自性を出した『情緒的価値』を正しくデザインし、あなただけの価値を見える化・伝わる化しましょう。
あなたがこれから起業する人なら、2つの提供価値は次の順番でやっていくのがオススメです。
- 知識や技術、品質を上げる(『機能的価値』を育てる)
- 起業が近づいたら『情緒的価値』の創出に力を入れる
- 『2つの提供価値』をお客さんに伝わるようにデザイン
- 『機能的価値』を磨きつつ『情緒的価値』をアップデート
- ④を自分のビジョンとお客さんに合わせて続ける
あなたがお客さんに提供するサービス品質や技術力は磨きつつ、あなたらしさが売りになる世界観をデザインしていきましょう。その結果、あなたはあなたのままで選ばれる人になれます。
もしあなたも「独自の売りとなる世界観をつくる!」と思って上手くいかなければ、それはあなたの本当の強みや売りに気づけていないだけなので安心してくださいね。
すでにあなたは、世界観を持っているのですから。
本当の強みや売りに気づくためには、あなたが心から望むゴールを設定しておく必要があります。
あなたが潜在的に持つ最高のゴールは、あなた自身をデザイン(Design me)できればバッチリ見つけられます。Design me!つまり、あなたが望む『マインド』と『行動』を知り、最適化できれば大丈夫です!
これらを踏まえた手順は、次の通りです。
- マインドと行動のデザイン
- ゴールとセルフイメージの獲得
- オンリーワンの世界観づくり
- じぶん市場価値のReデザイン
- 売れる世界観へブランディング
- 高価値商品の開発
- WEB集客の仕組み化
最後にもう一度質問です。
『あなたの独自の価値は何ですか?』
Design meで、あなたらしい人生をデザインして行ってくださいね!
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